築40年のおうちをフルリノベーション

リノベーションを計画中の方へ、このブログが参考になればうれしいです。

あの雨の夜 「Rain」

お題「雨の日に聴きたい曲」

高校生の時から大好きな大江千里さんの「Rain」です。

この曲を暗い部屋で目を閉じ、じっとイヤフォンで聞くと

必ず思い出すシーンがあります。

大学時代、彼氏とささいな事でけんかして、

他の男友達と飲んで帰った夜。

家の近くで雨に濡れながら、ずっと待っていた彼の姿。

土砂降りの雨ではなかったけど、傘もささず、

謝ろうと一途な気持ちでほの暗い夜道に立っていた彼の瞳。

 

   

   言葉にできず凍えたままで

   人前ではやさしく生きていた

   しわよせで こんなふうに雑に

   雨の夜にきみを抱きしめてた

 

 

冒頭の歌詞そのまんまな情景でした。

待っていてくれる事をどこかで期待していて、

実際に彼を見つけて嬉しかったけど、

決して嬉しい顔など見せなかった意地っ張りな私と、

気のきいた言葉が言えない無口なひとつ年上の彼。

2人とも若かったんだなぁ。

今はもうあんな切ない気持ちになることなんてないですもん。

あの彼ももう誰かのダンナさんやパパになっているんだろうなぁ。

 

それにしても、大江千里さんの感性は素晴らしいです。

独特の世界観を表した歌詞とメロディが

本当に秀逸です。

男ユーミンといわれていましたが、ユーミンの世界とも違います。

ユーミンほどスマートではないと思います。

ちょっと不器用な、計算されてない感じが良いのです。

この歌詞、私にしか理解できないだろうなぁという特別感。

じつは、ファンみんながそう思っているのですが(笑)

 

最近(って、ここ数年のうち)、ご結婚されたんですよね。

いつか、千里さんと個人的に出会えると思っていましたが、

出会えませんでした。

どこで赤い糸が切れてしまったのでしょう。

けど、千里さんも私もまだまだ人生は続きます。

息子をちゃんと育てて、やるべきことを全部やり終えたら、

本当の最後に神様にお願いしてみよう。

「千里さんと雨の夜に出会いたい」と。