耐震補強について
古い家でなくても、耐震については気になるところです。
今や日本のどこで地震が起こっても不思議ではありません。
神戸の震災の時、ひどい地域では建物の新旧を問わず、
ほとんどすべてが瓦礫の山になりました。
あの光景は何十年経っても忘れられません。
このたび購入した家は一見しっかり建っているようですが、
建築士の先生に診断していただくと、耐震評価0.62との結果がでました。
これは1.0以上なら大地震がきても「一応倒壊しない」という事で、
0.7未満は「倒壊する可能性が高い」のです。こわっ!
建物の基礎部分や柱や筋交い、壁などを数値化して
診断ソフトに入力し、計算されるようです。
とにかく1.0以上になるよう補強しないと
安心して住めません。眠れません!
耐震といっても大きな地震が起これば、
全くの無傷というのはありえないそうです。
大きな揺れが来たとき、避難できる時間がじゅうぶん取れるなら、
まぁ、なんとかなるかなと思っています。
逃げる間もなく建物の下敷き!は絶対に避けたいです。
リノベーション工事ですが、まずは耐震補強からです。
1階の柱や壁に11ヶ所、2階に1ヶ所施工していただきます。
普通2階だけ潰れることはないので、1階の補強が中心です。
新しい柱を立てたり、梁の部分に新しい板を重ねて補強しています。
それにしても、この景色、なかなか実物では見ないですよね。